Breakfast for Dinner

ラベルを剥がしていこう

【Health】PERIOD〜まじで、自分の体大事になの話〜

 

 

 

Hi.

DONGIVASHIです。

ちなむと、ドンギバシと読みます。

 

 

生理の話 します。

 

 

生理って重い人もそうでない人もいますよね。

それはもうほんとに人それぞれで、だからこそ女性同士の間でも無理解による傷付け合いが発生したりもするわけです。

でも、軽度十度いろいろあれど、生理のある人全員にとって共通であるのが、排卵→月経という1ヶ月前後のサイクルです。(これが乱れている人、いわゆる月経不順の人は産婦人科に行きましょう。)

 

生理というのは思春期(一般的に11〜14歳)から閉経(一般的に51歳ごろ)までずっと、ずっと、ずーーっと、月一で訪れるイベントです。

しかし 血が出て頭痛や腹痛に悩まされる、つまり目に見えて体に影響があるのが月経期の1週間弱というだけで、体はずっとそのサイクルを続けているのです。

約40年間、ずぅううーーーっと、脈々と、そのサイクルは続きます。ひぃぃ〜

 

前回の月経の終わりの日から、次回の月経の最初の日までに、体内では妊娠の準備がなされます。

子宮内ではクッションのようなものができて、そこに卵巣から卵子が生み出され排卵、そうして妊娠の機会が訪れなければクッションも卵子も血液といっしょに体外に排出されるのです。これが約1ヶ月の周期でもってずっと行われています。

一般的に、排卵から月経までは2週間ほどと言われています。これを元にして、女性の多くが使っている月経周期管理アプリは、排卵PMS(生理前症候群)の時期を逆算して教えてくれているわけですね。

 

こういったことごとは小学校のときの保健体育の授業で習っています(たぶん)。私は自分が排卵痛を経験して調べてみるまでまったく綺麗に忘れていましたが。男女で分けられて体に関する授業をするあの習慣はもうなくなったのでしょうか? 今もあるのでしょうか。無理解がいちばん傷つけ合いを生むのに。むかつきますね〜。

 

 

話を戻しますと、

私が愚かなる大学生の頃は、恋人とセックスをする前にアプリを確認して、「今日は危険日!」「安全日やからうんぬん」などとコンドームの有無の判断をしていましたが。(これは無知による愚かな行為です。妊娠を目的としない異性とのセックスは常にコンドームとセットです。)(精子は最大で5日間、子宮のなかで生き続けますし)

排卵期というのはべつにセックスをする機会を豊富に持つ人にだけ関係があるわけではありません。

だって多かれ少なかれ、排卵期にもホルモンバランスというのは崩れていますから。

 

 

排卵期になにが起こっているって、まず卵胞刺激ホルモンが脳みそから分泌されて、卵巣のなかで卵子を成熟に向かわせます。そうして次に黄体形成ホルモンというのが分泌されて成熟した卵子は卵巣から子宮に排出され………、、、

つまり、ホルモン分泌されまくってるわけです!!!

だから排卵は、ただの頭から遠い下半身の一(いち)臓器の問題ではなく、すべてを司る脳みその問題なのです。

こんなのはしんどくないわけがないですね(もちろん、それがマジョリティであれマイノリティであれ、一部の人にとって)

不正出血という言葉はめちゃくちゃ恐れられていますが、この排卵期にあったならそれは排卵時にしばしばともなう出血ですので不安になることはないでしょう。でもめっちゃ不安ならすぐ病院にいこう。

身体的には、おりものの量が増えたり、子宮に痛みが生じたりすることがあります。

精神的には、ムラムラしたり、イライラして落ち着かなかったり落ち込んだりすることがあります。

ひとくちに「生理」とか「排卵」とか言葉にするのは簡単ですが、体内ではじつにさまざまなプロセスを経て妊娠への準備が整えられているのです。

(ちなみに、ある調査では被験者の10%がひと月に2度以上排卵しているという結果が出たそうです。)

 

だいたいもって想像妊娠という現象があることや、免疫力が下がっていたり成長ホルモンとの兼ね合いで生理周期が乱れたりすること、そういうことごとから鑑みても、

生理が子宮の、臓器の、身体的なだけの問題というわけではないことは想像できます。

心のバランスが崩れると月経に影響が出るように、月経周期によって心のバランスが崩れるのは至極真っ当なことなのです。

 

 

なにが言いたいのかというと。

たとえばあなたが、他人の些細な言葉で打ちのめされてしまったとき。

普段なら跳ね返すことのできるような小さなことで多大なダメージを受けてしまうようなとき。

体の小さな違和感がすべてを台無しにしてしまうようなとき。

イライラして大事な人に当たってしまうとき。

とにかくセンシティブで、そんな自分が嫌だと感じてしまうようなとき。

それらすべてが途方もなく大きな渦になって自分を襲ってくるとき、制御できないマイナス要素が、体のサイクルにおけるホルモンバランスのせいだとしたら、めちゃくちゃ気が楽じゃないですか?

 

 

生理前症候群(PMSという言葉は徐々に浸透してきて、私たち世代(20代半ばです)で知らない人はほとんどいないでしょう。それもまた、産婦人科、精神科のお医者さんや看護師さん、女性権利団体の方たちなどたくさんの人々の尽力による認知だと思います。

それによって私もだいぶ楽になりました。とくに中学生の頃と20歳前後、症状が重くて身体的にも精神的にもとても苦労したから。

でも、目に見えて変化があるとき(つまり月経期)以外にもずっと体はサイクルを続け、そしてホルモンは適宜分泌され続け、精神もまたその影響を受け続けています。このことをちゃんと認識して、体を心を労ることのできている人って少ないのではないかと私は思うのです。

 

もちろん私は女性で、生理が毎月きていて、とくに重くて、ピルを服用していないので毎月すったもんだしているから、とくに女性へ、体を労るべきという話をいま実感を伴ってしているわけですが、

男性にも先ほど述べたホルモンは備わっていて、それにともなう苦しみはあるのだと思います。

だから、体を労るべきなのは生理の重い人だけではないのです。

 

 

すべての人において、精神の安定も不安定も、制御不可能な場合があるということをわかって欲しくて生理の話をしました。

ちなみに私は生理などで精神が乱れるたびに出○館で血滴るステーキや焼肉の丼を注文したり、スーパーで安い牛肉を買って焼いたり、デザートに夜中でもクレープを食べたりしています。

自分の機嫌をとるというのは、しんどくならない、という意味ではなく

しんどいときにじゃあ原因はなんだとわかる、どう対処すればいいかわかっている、という意味なのだと思います。

 

絶賛 排卵期で精神が乱れておりますので、自らを甘やかそうと思います。

おやすみなさい。

 

 

 

脚注*1など